解決方法
ibis社は、イグリデュール製のすべり軸受を採用することにしました。イグリデュール製すべり軸受は、従来品と比べて、80g軽量化しており、剛性も向上し、潤滑剤を必要としないため、メンテナンスの必要はありません。しかしながら、ibis社がイグリデュール製すべり軸受に切り替えた最大の理由は、耐久性を向上させるためでした。「イグス製ベアリングを搭載した新フレームが発売した年に、メンテナンスを行うためにフレームを分解したというお客様から、フィードバックをいただきました」とHughes氏は振り返ります。またイギリスからも、自転車のオーナーたちが、ベアリングの持ちの良さに非常に驚いていたというフィードバックを数件受け取っています。「当社が行った開発は価値あるものだったことが証明できたと、私は考えています。なぜならば、当社が開発したフレームは、市場で入手できるものの中で最も軽量で剛性が高いからです。競争力を維持するために、今後、イグス製のベアリングを採用する企業が増えることは間違いないでしょう」