解決方法
充填アームの調整Fricke社の担当者は、
ドライリン スライドテーブル製品から、特に静アキシアル荷重:1,600N、静ラジアル荷重:6,400Nのドライリン SLW-2080シリーズ(図1、2参照)を採用することにしました。ここで中核となるのが、実績のある硬質アルマイト処理ドライリンWレールと、4つのドライリンWハウジングベアリングでガイドされるガイドキャリッジです(図3)。作業員は、ドライリン台形ねじナットに作用する手動クランクを使って、ガイドキャリッジに搭載された充填ヘッドのに位置決めを正確に行います(図4)。このシステムでは、すべて完全に無潤滑で動作し、摩耗も最小限に抑えられます。また、スライドテーブルは、大きな負荷が生じるにもかかわらず、ハンドホイールと台形ねじを介して簡単かつ正確に移動させることが可能です。キャリッジの設置幅は150mmで、非常にフラットな設計のため、システムは環境に上手く馴染みます。
ボールベアリング式ガイドなどの代替品はかなり高額ですが、すぐに設置可能なこのシステムはコスト面でも優れています。また、特に腐食性の強い媒体を充填する必要がある場合は、スライドテーブルの各要素をステンレス製の部品に置き換えることができます。スライド部と台形ねじナットにも、同様の耐性を備えたイグリデュール材質を使用することが可能です。
容器を供給するコンベア技術Fricke社の充填システムでは、他にも当社の製品が使われている箇所があります。例えば、容器を充填機構に送るコンベア技術では、見えないところで
ドライリンW リニアガイド(図5)が、容器のスムーズな動作と正確な位置決めを行っています。
可動部のエネルギー供給工場では、エネルギー供給システムも使用されており、フレキシブルな
プラスチック製エナジーチェーン(図6)が、充填ラインの可動部にエネルギーや信号を確実に伝送しています。