無潤滑の送りねじ駆動による衛生面の向上

研究室では、どのようにして不要なコンタミネーションを避けることができるのでしょうか？

医療機器では、金属製の送りねじナットが主流となっています。 しかし、その多くは頻繁なメンテナンスや潤滑が必要です。 その際、使用された潤滑剤には埃やゴミが付着しやすくなります。 これは、乾式で動作するシステムと比較して、かなりの汚染と著しく高い摩耗につながります。  さらに、金属製の送りねじ用ナットは、湿度の高い環境ではすぐに腐食してしまいます。
 
無潤滑で メンテナンスフリーのドライリン送りねじ技術は、医療技術に使用されており、その多くの利点によって納得のいくものとなっています。 潤滑油やメンテナンスが全く不要で、腐食性の環境でも問題なく使用できます。  

イグスの送りねじ技術がリハビリ機器のコストをいかに削減するか

金属製の送りねじ用ナットは、プラスチック製のものに比べて高価です。 金属製の送りねじ用ナットをドライスピン技術に置き換えた場合、同じ接続サイズであれば、取得コストを最大50.9%削減することができます。 テスト では、摩耗率が最大25％減少し、耐用年数が30％増加することを明らかにしました。

アキシアル方向に不要なすきまが発生する場合は？

当社の送りねじナットは、クリアランスを減らします。

不要なアキシアル方向のクリアランスを減らすためには、適切な材質の選定のほか、予圧機構が効果的であることが実証されています。 当社のドライスピン多条ねじおよび台形ねじでは、
 
 ► ゼロバックラッシ
 ► 低クリアランス
 ► アンチバックラッシ
 の3種類の予圧式送りねじナットがあります。

25% 低摩耗

試験施設で実証済みのイグスの送りねじ 

SUS304で作られた寸法10x3の製品の摩耗試験を評価した結果、当社のドライスピンネジDs10x3は、競合他社や台形ネジTr10x3と比較して、摩耗率が最大25％低く、耐用年数が最大25％長く、効率性が高いことがわかりました。   
 

 
30% 長寿命

独自のドライスピンテクノロジーで実現

送りねじ山と谷の間隔が広いドライスピンは、通常の送りねじの間隔より1.3倍広く、合わせて高機能ポリマー製もトライボロジー最適化設計されています。 耐摩耗性の高い材質と高効率の形状により、最大5倍もの長寿命化を実現しています。
 

100%無潤滑でメンテナンスフリー

衛生面が気になる場所に最適

実験装置や病院施設、リハビリテーションシステムなど、送りねじは潤滑材やメンテナンスが不要なため、ほとんどの医療分野で使用することができます。摩擦および摩耗を最適化したイグリデュール高機能ポリマーを使用しているため、送りねじに粉塵や汚れが付着しません。ドライスピンテクノロジーは耐食性のため湿潤環境でさらにメリットがあります。そのため、使用期間中はスムーズな動作を確保します。メンテナンスフリーかつ無潤滑で機能するドライスピン送りねじは、オンラインショップをご覧ください。

静音 & 制振

患者さんへの対応で大切なこと

病院や手術室、検査室などの医療機関では、特に静粛性が求められます。そのため、アプリケーションに組み込まれる部品は、静かに動作するものでなければなりません。ここでもドライスピンが、従来の金属製送りねじに代わる最適な技術であることが証明されています。ラウンド形状のねじ山設計のため、送りねじと送りねじナットの接触面積が少なくなっています。そのため、ドライスピン送りねじは、高荷重下でも非常に静かでほとんど振動がありません。イグスのオンラインショップでは、幅広い形状・サイズの送りねじをご覧いただけます。  
 

50.9%のコスト削減

医療用アプリケーションでは、クリーンルームへの適合性やメディアへの耐性など、高い要求を満たす必要があります。そのため、必要な小さな部品のコストも高くなってしまいます。
 
dryspinテクノロジーは、どのような価格の比較においても納得のいくものです。 金属製品に対して 技術的利点 があるだけでなく、50.9%コスト効率に優れています。

カスタムデザインをオンラインで構成可能

エキスパート ツール は、使用条件に最適な送りねじナットを素早く選定し、さらに予測寿命を計算します。  
 
コンフィギュレータ では、素早く最適な送りねじを選定し、その軸端加工を構成することができます。 また、お客様の構成の寸法図を生成します。  

ドライスピン無料サンプル

医療技術の最も重要な情報が一目でわかる、あなただけの送りねじドライブ。:
 
► 無潤滑・メンテナンスフリー
► 高効率、長寿命 
► 耐薬品性
► 丸みを帯びたねじ形状で静音・振動のない動作
► オンライン寿命予測計算可能